SOLARIS ~生命の花~

北海道千歳市 産魂・恩頼・神様旅の記録

京都にて台風21号

翌日4日は、京都駅周辺の雑居ビルや駅は閉鎖。
飲食店は軒並み閉店。
午前中はまだ晴れていたものの、これは外に出てはいけないなと。
その日は1日ホテルの部屋で過ごした。

今回台風が来ていているのを知っていて、京都に来た。
それは、京都に居れば安全だと確信していたから。
2重に結界が張ってある京都は、そう簡単にはその結界は破られないと思っていたから。

あっという間に、曇り空になり暴風が吹き荒れ、雨も強くなった。
ホテルの廊下のガラスが割れ、暴風が廊下を通りそのたびに部屋のドアがガタガタと揺れる。

外では何かが崩れる音や、トタンが飛んでぶつかった時の金属音が聞こえてくる。

暴風が吹き荒れる中、ただただそんな外の音を聞いていた。

TVを見ながら、自分が居る外の状況と照らし合わせていた。

関空では、連絡橋が使えなくなり、滑走路も海水で埋め尽くされていた。
これは明日も無理だなと。
欠航になれば無料で振り替えてもらえると、夕方までじっと我慢していたけれど、一向に連絡が無い。
しびれを切らして、電話をしたら入れ違いで欠航のメールが届いた。

電話の主は
「振替は土曜日になります。」

え?土曜日??
え?何言ってるんだろう。

正直そう思った。
この状態で土曜日に関空が使えるのか?と。

名古屋まで移動するので、名古屋の便に振替て下さいとお願いして、飛行機を変更できた。

JRや新幹線も朝の10時以降は全て運休。
断線や倒木の影響もあり、翌日もどうなるのかわからないと思い、名古屋までバス移動する事に。

陸が繋がってるってありがたいなと。

結果。
甚大な被害が出る災害。
初日に行った下鴨神社も、4月に行った貴船神社も、倒木の為に参拝禁止。
前日行った、福知山や宮津も甚大な被害を受けていた。
5月に行った星田妙見宮では、地震の影響からまだ復興していないのに、台風被害にあい、表参道は閉鎖されたまま。

これは何だろう?
何が起きているのだろう?
自分が信じてきたことが間違っているのではないだろうか?
などなど、自問自答が始まる。

しかし、私にはそんな力があるはずもなく。

続く。